【高崎の不動産売却】近隣の嫌悪施設について
皆様こんにちは。
本日ご契約となった高崎市の土地の売買契約に関し、近隣の「嫌悪施設」について考えさせられる部分がありましたので、少しお話ししてみます。
『宗教団体の集会施設は不動産売買に際し嫌悪施設にあたるのか?』
今回の案件は、隣地に宗教団体の集会施設があり、これは重要事項説明における嫌悪施設に該当するのかという判断が必要となりました。
そもそも「嫌悪施設」とは騒音や振動・臭気を発生させる施設等や心理的に嫌悪感を抱くものとされていますが、明確な定義はありません。
特に心理的な部分に関しては、人それぞれ考え方が異なり、感じ方も様々ですので、慎重な判断に迫られることとなります。
まず、一般的に「嫌悪施設」と考えられている施設等は下記のようなものです。
【騒音・振動】主要幹線道路/鉄道/飛行場/物流施設/大型スーパー等
【臭気・煤煙】工場/下水処理場/ゴミ焼却場/養豚・養鶏場/火葬場等
【危険を感じる】ガソリンスタンド/高圧線/危険物取扱工場/反社会的勢力事務所等
これらは不動産の購入を検討している方々にとって、購入後の生活に直接影響を与えるものであり、重要な判断基準となる為、原則として重要事項説明や告知書で必ずご説明します。
次に心理的な「嫌悪施設」とは【墓地・風俗店・刑務所・葬儀場】などがあげられます。
これらに関しては、事故物件と同様に気にしない方々にとっては、何ら影響のない施設となります。
今回検討した宗教施設は定期的に不特定多数の人間が集まることから、スーパーのような集客施設と捉えることもでき、騒音や振動を感じる「嫌悪施設」と言えるかもしれません。
また、昨今新興宗教団体の問題がメディアで流れることにより、宗教そのものに漠然と嫌悪感を抱いている方や他の宗教を信仰している方にとっては心理的な「嫌悪施設」と捉えることもできるかもしれません。
実際に私の自宅の隣地も昨年まで宗教施設がありましたが、嫌悪感など感じたこともなく、もちろん生活に影響を及ぼすようなこともありませんでした。
寧ろ建売分譲になってしまったことで陽当たりや目の前の景観が変わってしまったことの方が私にとってはマイナスと感じているくらいです。
しかし、私の場合は生まれた時から在った施設だからこそこのように感じているのであって、新たに不動産の購入を検討する方々にとっては、やはり気になるものかもしれません。
その為、判断が人によって異なる施設等に関してもその存在と考えられるリスクをご説明したうえで検討していただくよう努めることとしました。
尚、これらの施設等は購入を検討している方だけでなく、不動産売却を検討している方々の査定価格にも響いてくるものとなりますので、近隣に気になる施設があり、どのくらい査定に響くものなのか気になる方は、お気軽にご相談ください。
また、ここまで「嫌悪施設」という言い回しでご説明してきましたが、これらの施設で働いている方々にとっては心外であり、不快な思いをさせてしまうことをお詫びいたします。
不動産の購入や売却をご検討している方々への説明としてご理解ください。
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